目新しいものに心奪われ、次々と飽きられては捨てられる現代
そんな煌びやかな中にも日々慌ただしい変化の中に生きる時代において、
ゆったりとした時の流れと共に人から人へ受け継がれる事でより輝きを放つ「経年美化」というものに、私たちは尊さを感じています
1850年に建てられた4階建ての赤レンガ造りでアイアンレースのバルコニーが特徴的なニューオリンズ、
アメリカ最古の現役賃貸物件「ポンタルバアパートメント(Potalba Apartments)」
200年を越える歴史をもちサン・ジェルマン・デ・プレで今もなお多くのパリジャンを魅力するカフェ「ル・プロコップ(LE Procope)」など、
今の時代に生きるからこそ人は本来ふと立ち止まり、色褪せてゆくものに懐かしさや愛おしさを感じる時間が必要なのかも知れません
昔父が、母が暮らしていた場所
初めてふたりの生活をスタートした場所
何十年過ぎようとも
そこに佇む、時の礎となれるよう
私たちは在り続けたいと思っています